ゆめさきの森の今

ゆめさきの森公園の自然情報をご紹介します。

先日の台風10号は公園には幸い大きな影響もなく、森に恵みの雨をもたらせてくれました。
朝夕はようやく過ごしやすくなり、気持ちよく散策することが出来ます。

01ツクツクボウシ
ツクツクボウシ
夏の終わりの風物時です。

02ミンミンゼミ
ミンミンゼミ
今年は例年よりも声が少なく聞こえます。

03ヤブキリ
ヤブキリ
キリギリスの仲間です。

04ツヅレサセコオロギ
ツヅレサセコオロギ
秋に鳴く昆虫たちがよく目につくようになってきました。

05エンマコオロギ
エンマコオロギ
いつもは夏の終わりの寂しさを感じる時期ですが、今年はようやく夏が終わってくれたと感じてしまう暑さでしたね。

野鳥たちは、早くも越冬や渡りに向けて食欲の秋が始まっています。
06サンショウクイ
サンショウクイ
冬には東南アジアへ渡っていく夏鳥です。

07サンショウクイ
渡りへ向けて体力をつけています。

09ヤマガラ
ヤマガラ
好物のエゴノキの実を採る様子を見かけるようになりました。

10ヤマガラ
ヤマガラはエゴノキの種子散布者として共生関係です。

秋に咲く蔓植物の花も目につきます。
11カエデドコロ
カエデドコロ

12センニンソウ
センニンソウ

14エビヅル
エビヅル

そろそろ、秋の山野草の花が見られるのではと楽しみにしています。

自然散策にお勧めの季節になってきました。
秋の虫の声を聞きながらの森林浴で、夏の疲れを癒しに来てくださいね。

先日ようやく少し雨が降りましたが、梅雨明け以降まとまった雨が降っていないので、ため池の水位が下がっています。

01池の亀
水位が十分な時は、左に見える亀を模した岩は隠れています。

02イシガメ
ニホンイシガメ
亀は雨乞いの神様として祀られている地域も多いですね。
来週は台風の影響で雨を期待していますが、災害も心配なので複雑な気持ちです。

03カケス①
カケス

04カケス②
ため池の源流の小川も水が少なくなって、溜まりに野鳥が給水や水浴びにやってくる様子を観察できます。

また、気候の影響でしょうか、今年はアカメガシワの実が熟れるのが早く感じます。
05オオルリ幼鳥①
オオルリ雌(幼鳥)

06オオルリ幼鳥②
例年よりも10日ほど早い印象です。

07メジロ
メジロ
群れでやってきて、実を食べる姿を観察できます。

田んぼでは、お盆が明けて稲穂が小さな花をつけています。
08稲
公園のイネは晩稲のもち米です。

10稲穂②
とても小さな花なので近寄らないと分かりませんね。

09稲穂①
花の期間は1週間ほどで、その間に受粉をします。

まだまだ暑い日が続いていますが、お盆を境に樹液に集まっていたカブトムシやクワガタムシなどの夏の昆虫をほとんど見かけなくなりました。
実りの秋へ向けて植物たちが準備をし、それに合わせて生き物たちも活発になる季節です。
公園で深緑から移っていく自然をお楽しみいただければと思います。

立秋を過ぎても、強い日差しが収まる気配を見せてくれませんね。
温暖化・異常気象が叫ばれる中でも、これまではなんだかんだ里山では暦の節季を感じることが出来ていましたが、さすがに今年の暑さはこれまで感じたことのない暑さで、色々と自然への影響を心配しています。

お盆前からルリモンハナバチ(ブルービー)を見かけるようになりました。

01ルリモンハナバチ

02ルリモンハナバチ

03ルリモンハナバチ

公園ではアキノタムラソウの花蜜を求めてやってくる姿が見られます。
今年はアキノタムラソウの成長が早く、ルリモンハナバチが来る前に花が散ってしまったものも多く見られたので、今年はやってこないのかと心配しましたが確認できて一安心です。

夏の風物詩、セミの声もツクツクボウシの声が増えてくると、夏も終わりに近づいているのを感じさせます。

04アブラゼミ
アブラゼミ
日中は一番多く声が聞こえます。

05ヒグラシ
ヒグラシ
朝と夕方に大合唱。

06ツクツクボウシ♀
ツクツクボウシ(♀)
お盆に入り特徴的な声がよく聞こえるようになってきました。


野鳥は子育ても終えて中々見つけるのが難しい時期ですが、今年生まれた幼鳥が生きる術を学びながらひょっこり出てきてくれたりもします。

07ホオジロ幼鳥
ホオジロ(幼鳥)

08ホオジロ幼鳥
セミの死骸を見つけたようですね。

09セグロセキレイ幼鳥
セグロセキレイ(幼鳥)

10セグロセキレイ幼鳥
見ていると、少し危なっかしい。

11アオゲラ幼鳥
アオゲラ(幼鳥)

12アオゲラ幼鳥
まだ暑い日が続きそうですが、森の中を歩いていると生き物との思わぬ出会いもあるので、是非遊びに来てくださいね。

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