ゆめさきの森の今

ゆめさきの森公園の自然情報をご紹介します。

2014年08月

キツネノカミソリ(ヒガンバナ科)が咲いています。
ヒガンバナと同じく、ある日突然に花が咲いたと思われるほど
つぼみの成長は早く、葉っぱも無い所に唐突に出てきた感じです。
ちょうどお盆の頃に咲きます。ヒガンバナはその名の通り、秋の
お彼岸の頃なので、ヒガンバナより少し早く咲きます。
 
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名前の由来は、葉っぱがカミソリに似ているから、花の色がキツネ色とか
言われていますが、よく解りません。
キツネつながりでもう一つ、キツネノマゴです。
 
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花序(花が付いている部分)がキツネの尾っぽに似ているとか、
花びらがキツネの顔に似ているから等と言われていますが、名前の
由来は不明だそうです。

8月10日台風11号の大雨のあと、公園の被害状況の調査に出掛けた別の職員が
帰ってきて、キヌガサタケを発見したと報告を受けました。
急ぎ、確認に行ってきました。
 
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大変成長の早いキノコらしく、どしゃ降りの中で成長したようです。
地面に倒れていましたので、少し化粧直しをしてパチリ。
何か臭うのですが、暫くして手が臭い。先ほど化粧直しでキノコの頭を
触った時に匂いが手に付いたと納得し、近くの雨水で手を洗いました。
胞子の媒介はハエなどの昆虫が行うそうで、ハエなどの昆虫を集める
ための匂いだそうです。とても臭い匂いです。
雨に打たれていたので、レースは雨を含んで透き通ていました。
 
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食用ですが、あの匂いはとても食べる気にはなりません。
成長がとても早いので綺麗な姿を見るチャンスは少なそうです。

蒸し暑くて大変です。
ヤマガラの水浴びに出会いました。昭和の時代はは小さな子供に
タライで行水などさせていたそうですが、見た目にも涼しそうで
いいですね。
野鳥の水浴びは暑さとは関係なく、真冬でも行われます。
羽に付く、ムシやホコリを洗い流すため、だそうです。
野鳥にとって、羽は命ですから毎日水浴びは行っているそうです。
 
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野鳥の気持ちは解りませんが、見た目サッパリと気持ち良さそうですね。
この後、近くの枝で水気を落とし、毛づくろいをして森に消えて行きました。
 

畑や草むらに行けば、すぐ目に付く小さなチョウ。
ヤマトシジミです。親指の爪ほどの大きさです。
 
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 止まっている花はキツネノマゴです。親指の爪ほどのチョウと比較して
 分かるように、ほんとに小さな花です。
 
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 白い花はシロバナキツネノマゴです。
 
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ヤマトシジミより一回り大きなヒメウラナミジャノメです。
 
普段あまり気にしていないでしょうが、時々はゆめさきの森公園で
足元をゆっくり観察していただくと、小さなチョウや小さな花に出会います。
暑い時ですが、ゆっくりと流れる時間も時にはいいですよ。

 小さいが色鮮やかな虫を見つけた。ススキの緑の葉にオレンジ色が
目立つ何とも変な虫。
エビイロカメムシの幼虫です。成虫は茶色の普通のカメムシですが、
幼虫時代はこんな姿をしています。
 
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イネ科の植物を吸汁するので、稲に大量発生するとお米に影響がでます。
 
 
次はよく見かけるトンボです。
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ハグロトンボ♂
 水辺をヒラヒラと飛んでいるカワトンボの仲間で、ハネが黒いのでこの名前。
 メスは胴も黒いので、オス・メスの判断はすぐでききます。
 
 

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